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人間社会学研究科・地域マネジメント専攻・博士後期課程
観光学と社会福祉学を柱に従来とは異なる 新しい視点からの地域マネジメントを研究
観光と社会福祉は、それぞれの特色を異にしながらも、ホスピタリティ・マネジメントを実践することによる地域経済活動の活性化、生活環境や労働環境の改善といった地域マネジメントへの著しい効果が期待されています。本専攻は、博士前期課程の「観光学専攻」と「社会福祉学専攻」に共通するホスピタリティ・マネジメントを重視。地域で暮らす人々の歴史、民俗、文化などにかかわり、人々を地域でつなぐ社会システムの構築と安全で安心な地域づくりを研究します。特にまちづくりに焦点をあて、これに特化した地域マネジメントの高度専門職業人・研究者を養成します。
専攻長・平井誠也

理論と実践を体系化し、まちづくりや地域マネジメント活動に
貢献できる人材を養成

専攻長平井誠也

本専攻は、人間社会学研究科修士課程の観光学専攻と社会福祉学専攻の上に博士後期課程として設置されました。目標とする人材は、観光業や社会福祉施設の経営者・運営者、地域マネジメントに関する理論と実践力を兼ね備えた地方公務員、地域マネジメント活動に適切な助言ができる研究者、大学教員などです。そのため本専攻では、観光学や社会福祉学に関する分野でそれぞれの研究を深めるとともに、民俗、文化、経済、経営、行政など、できるだけ広い分野の知識や実践力を修得できるようきめ細かい指導を展開。観光学や社会福祉学に造詣の深い21世紀の新しいまちづくりのリーダー、理論と実践を体系化して地域マネジメント活動に実効的なサポートを行える研究者を養成します。

研究内容・特色

研究内容

地域マネジメントとは、市民の生活の場である地域社会の安全で安心なあり方を企画・立案し、それを“まちづくり”として実践・運営し、経営管理していく理論と技術といえます。これには、地域の歴史、民俗、文化はもちろん、政治・経済、社会システムなど、市民の地域生活に関連するあらゆる分野が深くかかわっています。
本専攻では、こうした幅広い分野の中から特に観光と社会福祉が地域マネジメントに果たす重要な役割について研究します。理由の第一は、両者の社会活動によって現実化するホスピタリティの理念と実践がもたらす人間尊重の地域づくり・まちづくりへの効果、第二は、両者が独自性を持ちながらも、共に地域の経済・経営、文化、行政などと密接にかかわり、生活課題の解決に向けた地域コミュニティの創造に貢献しうることが挙げられます。
このように観光と社会福祉の両者は、「地域政策」「地域開発」「地域計画」を通じて、地域の経済活動の活発化や生活環境・労働環境の改善、人材の養成など、地域マネジメントに著しい効果をあげることが期待されます。したがって本専攻での研究は、従来の経済学・経営学からの視点とは異なる新しい視点からの地域マネジメント研究といえます。

研究教育の方法と特色

本専攻では、これまでの研究で蓄積されてきた諸理論を体系的に研究教育することを重視し、それらを実践に応用していくという極めて「臨床的」なスタンスを取り入れています。したがって、地域マネジメントの最前線で活動を行っているシンクタンクや公共セクター、職能団体、民間企業、NPOなどと積極的に連携しています。
授業科目は、地域マネジメント論特別演習、地域マネジメント研究方法、地域観光政策特別演習、地域福祉政策特別演習など多様な科目で構成。また、指導教員の専門分野に即し、博士論文の作成に対し指導助言を与える特別研究を展開。研究計画の作成、研究方法の確認、フィールド調査等によるデータの集計・分析、学内学会発表などを通して博士論文の仕上げをするとともに、研究者としての経験を積みます。

カリキュラム一覧

授業科目名称 配当年次 単位数
必修 選択






演習科目 地域マネジメント論特別演習 1 2  
地域マネジメント研究方法 1 2  
観光倫理思想特別演習 1・2   2
観光資源特別演習 1・2   2
国際観光事業特別演習 1・2   2
観光事業管理特別演習 1・2   2
地域観光政策特別演習 1・2   2
地域観光開発特別演習 1・2   2
社会福祉思想特別演習 1・2   2
福祉と心理特別演習 1・2   2
地域精神保健特別演習 1・2   2
地域福祉政策特別演習 1・2   2
福祉と医療特別演習 1・2   2
特別研究指導I 1 4  
特別研究指導II 2 4  
特別研究指導III 3 4  
履修方法

必修16単位
特別研究指導I〜III 地域マネジメント論特別演習 地域マネジメント研究方法
選択科目8単位以上:特別演習科目の中から4科目以上を履修する。

修了要件

本課程に3年以上在学し、研究科規程の定めるところにより、24単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けたうえ、博士論文の審査及び最終試験に合格する。

特別研究

特別研究では、特別研究指導教員のもと、修士論文を仕上げます。テーマは、大学院としての地域社会への貢献にも配慮したものを選定。テーマに応じて地方自治体の福祉行政、公的あるいは民間の福祉施設、保健・医療機関などでの現地調査、現場研修、福祉の現場で活動をしている専門家との討論などを積極的に取り込む教育研究方法を採用しています。なお、社会人選抜試験で入学した学生には、希望によりその社会的経験や職業人としての実務経験、あるいは将来めざそうとする業務内容に関連する課題について研究を行い、修士論文に比肩する「課題研究レポート」を作成する選択肢も用意しています。